その哀しき運命(サダメ)を少しでも変えたくて 番外編
第2章 番外編②「~小さな身体で動ける秘密(前編)~」
何で私が?
内心で愚痴りつつも私は体内の死ぬ気の炎を全体に50%巡らせると構える。
ナックルは瞬きをした。
(この娘、彩花と言ったか……隙の無い構えに体内の炎をもう完璧に使いこなしている。究極に才能溢れているな。ジョットやデーチモが気に入る訳だな)
内心でそう呟くと俺は究極に構える。
そして攻撃を仕掛けた。
私は相棒と自分の動体視力と反射神経でかわしながら攻撃を返す。
Gはアラウディにナックルと戦って大丈夫なのか?と聞く。
ナックルの強さを知るGたちは彼女が不利なのではと思っているからだ。
アラウディはやれやれといったていで話した内容にGたちは驚愕する。
私は戦いながらジョットたちがアラウディから私が炎の扱いに慣れてることを聞いてるでしょうね。何で扱いに慣れてるかって? それは綱吉が丁寧に教えてくれたからね。え? 消えたのにどうやってって? 消えてなんかないよ。私の魂に綱吉の魂が融合して1つになったから……だから相棒を通して教えてくれてる感じかな? あ、相棒もそうだって言ってくれてる。合ってて良かった。さてと意識をナックルさんへ向けますか…手抜きは相手を侮辱する行為だからね♪
後編へ続く