その哀しき運命(サダメ)を少しでも変えたくて 番外編
第2章 番外編②「~小さな身体で動ける秘密(前編)~」
鈍い音が響いて、そいつが手放したお土産を彼に渡して、守る様に間に入ってそいつを見上げると涙ぐみながら何かを言って伸ばしてくるそいつの腕に今度は強めにチョップかました。
痛がるそいつに私はドスの効いた声で言うとそいつは顔を真っ青にする。
次いでに全員に忠告すると全員が頷く。
スッキリした私が席に戻るとツナたちに褒められた。
その後は疲れたのかいつの間にか眠ってしまってて、楓たちが起こしに来てくれなかったら先生に叱られる所だった。
その後は家に帰ってお土産を渡すと2人共に喜んでくれた。
後はこっそりメモった情報を話すと唖然とされる。
息抜きはちゃんとしてましたよ♪
翌日教室に着くと楓たちから褒め称えれて焦ったけど嬉しかった。
彼を虐める者は居なくなりかわりに友達がたくさん出来ていたのは嬉しいがその反面みんなとのお別れが近付いていることに何故か気持ちが沈んでしまう。
彼が心配そうに見てたので何でもないって言えば微笑んだ。
その笑顔を守りたくて私は……
私は内心で呟く。
数日後、ツナの家で遊んでる時に家光は言った。
「彩花ちゃん例の件準備が整ったから明晩までに荷造りしといてくれ」
その言葉に私は頷く。
家に帰ってから私は尚吾と千鶴にイタリアへ行く事を話す。
「「ッ!?」」
2人は驚愕すると言った。
「イタリア!?」
「どうやって行くつもりだ!?」
2人の問いに私は答える。
「ある方に頼んでるから大丈夫だよ。その方も丁度イタリアへ行かれる方だから
お金の方は気にしないであるコネのお陰で助かってるんだ〜♪」