その哀しき運命(サダメ)を少しでも変えたくて 番外編
第2章 番外編②「~小さな身体で動ける秘密(前編)~」
「!?」
私は驚愕した。
その部屋は訓練所兼ねた様な部屋。
中に入った私は言った。
「この家にこんな部屋が在ったなんて」
尚吾は話す。
「この訓練部屋は特注でな…普段は見えないんだが稽古などをしたいと思えばドアが現れる仕組みだ」
それってどこぞの映画に在った部屋だよね!? てかマジで再現してんの!? 作りなんて死ぬ気炎耐用に作られてるし!? この時のボンゴレの技術ってここまで進歩していないはず……あ〜…でも私たちと言うイレギュラーが居るから自分が知ってる通りとは限らないんだよね(汗)
私は尚吾を見て言った。
「じゃあ…お父さん…相手よろしく♪」
私はそう言ってニッコリ笑うと尚吾に攻撃を仕掛ける。
パシッ、尚吾は殴ってきた右手を掴むと私は左足を振り上げた。
バッと尚吾は右手を放すと距離を取る。
私は内に在る炎を50%巡らせて、ダンッと地を蹴って、尚吾へ攻撃を仕掛けた。
「ッ!?」
尚吾は驚愕すると体に防御用の炎を展開すると彩花の攻撃を全て受けた。
「っぐ!」
その攻撃を受けて、尚吾は呻くと方膝を着いた。
(防御用の炎を展開しているのにこのダメージ……やはりこの子はあの方の再来だと改めて思わさせる)
尚吾は内心で呟くと話す。
「すごいな彩花……俺に方膝を着かせたのはすごい事だ。だが、その炎の扱いは何処で知ったんだ?」
尚吾の問いに私は言った。
「初代からだよ。…中で退屈している時はいつも相手をしてもらってるの……だから現実(こっち)で
体を追い付かせるのにかなり苦労してるんだよね〜…アハハ…(汗)」