その哀しき運命(サダメ)を少しでも変えたくて 番外編
第1章 番外編①「〜私の使命と家族としての在り方〜 」
私の問いに綱吉は苦笑いしながら言った。
[アハハ…彩花落ち着こう……キャラが崩れてるよ。何故かと言われると彼女がくれた力……
ナトューラが完全にリングと一体化してしまってたんだ。幸いに俺達の世界ではアルコバレーノのおしゃぶり同様な事が
出来たから問題はなかった。まさか君達に俺が持ってきたリングが受け継がれてしかもナトューラの力まで引き継いだから
こっちは色々慌てたもんだし、改めて君の器が大きい事が分かったよ]
これは褒めてもらえているのだろうか? なんか微妙なアレだな……てか待てよ?
私は内心で呟くと言った。
「もしかしてリングの中に隼人たちの魂が在ったりしないよね?」
私の問いに綱吉は苦笑いすると話す。
[アハハ……最初に言ったと思うけどこの世界でⅠ世ファミリーの復活は止めなきゃいけなかった。
だから君のファミリーには隼人達の魂が宿ったんだ。まぁ…記憶が無いから普通の子供……まぁ持ちスキルがチートだけどね]
私は唖然とする。
どうりで相棒が何も言わないわけだ。
初代と10代目の合わさった魂が……あの子達の中にある……彼等がどう育つのか……里親の力次第かな? 少し心配になってきた(汗)
私は言った。
「なら私がチートな初代と同じくチートな綱吉の魂を力にしてるって事ね」
綱吉は瞠目する。
[そうだね……君は本当に何でも受け入れてしまう人だ]
私は言った。
「それは貴方にも言える事よ。大空に選ばれた者は度胸と根性とかなかったら
成れないとまではいかないけど……溜め込みすぎるのも大空故なんだけどね」