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その哀しき運命(サダメ)を少しでも変えたくて 番外編

第1章 番外編①「〜私の使命と家族としての在り方〜 」


パンッパンッ…、彼女が手を叩くと周りに不思議な文字の陣が出現すると言った。

『去れ!!』

ドンッ…、陣から無数の光が放たれる。

「バカな!?」

ボスが驚愕したのと同時に攻撃を受けた。

敵側の気配が完全に消える。

「やったのか?」

隼人の言葉に彼女は首を振る。

『混沌(カオス)は消えません……私は奴をあなた方から引き離しただけに過ぎません。

また奴等は現れます。それを打破する為に私はあなた方の前に現れました』

そう言って微笑む彼女に綱吉達は何故かホッとする。

『…――…!』

彼女は何かを呟くと綱吉達の足下にさっきとは別の陣が出現した。

「「ッ!?」」

綱吉達は驚愕しながら彼女を見る。

彼女は言った。

『ボンゴレ10世ファミリーにナトューラの力を!』

カッ…、陣から目映い光が放たれた。

「「……ッ!?」」

そして光が収まって、綱吉達はある物を見て驚愕する。

自分達の武器が真新しく変わっていたのだ。

綱吉は彼女を見るとハッとした。

もう姿消えかかっていたのだ。

『もう時間が無いみたいね……あなた方に授けた力はきっと混沌を打ち倒せる。仲間を……

自分自身の力を信じて……頑張って……ツナ、みんな!』

彼女の言葉に綱吉達は瞠目する。

それを最後に彼女は消えてしまったが彼女から授けられた力は綱吉達に勇気を与えた。

綱吉は話す。
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