第2章 MELTY HURT
「良い表情だ…もっと我輩に見せろ。」
「っぎゃあ!?」
いまだ快楽に痺れる瑠璃月の腰を掴み、更に深く繋がる。
「ふぅ…んっ…!」
堪らず顔を歪ませる瑠璃月に、ネウロがそっと口づける。
その口づけは次第に熱を帯び、深く濃厚なものへと変わっていった。
律動を送りながら、熱く長い舌で瑠璃月の口内を蹂躙する。
呼吸がままならず、酸欠で小さく呻く瑠璃月からようやく唇を離すと、最早どちらのものともつかぬ唾液が溢れた。
そのせいで意識朦朧とし、気が遠くなりかけた途端にまた首輪の鎖を思い切り引っ張られ、強制的に意識を戻される。
容赦無く奥深くを抉るように激しく腰を打ちつけられ、瑠璃月はもう喘ぐ事しか出来ない。
一切の抵抗も赦されず、されるがままに身悶える瑠璃月の姿に、ネウロは恍惚とした表情を浮かべた。
「愛しているぞ、瑠璃月…」
瑠璃月がその言葉を理解するよりも先にまた絶頂が近づき、蜜壁がネウロ自身を強く締め上げる。
「えっ…!?ああ…っ、ネウロ!もう…イくっ…!!」
「良いぞ、イけ…!」
瑠璃月は悲鳴さながらの絶叫を上げ、激しく痙攣して一際大きく果てた。
「瑠璃月…っ!」
ネウロも凄まじい締め付けに堪え切れず一瞬表情を歪ませ、瑠璃月の最奥を白く濁った情欲で染め上げた。
収まり切らず結合部から噴き出すその熱に、瑠璃月は切なさのあまり涙を流す。
ネウロは暫く瑠璃月の中に残る余韻に浸っていたが、やがて身体を離すと、其処からは情欲の残骸が大量に溢れ出る。
その様にまたネウロの支配欲と嗜虐心とが疼き、妖笑を浮かべる。
そして、ぐったりとした瑠璃月の手足の拘束を、ネウロはようやく解いてやった。
その白肌には紅い痕が痛々しく刻まれている。
手足だけはやっと解放された事に安堵し、瑠璃月の全身から力が抜けていく。
しかし安心したのも束の間、また首輪の鎖を引っ張られ、無理矢理に意識を戻される。
「これで許されるとでも?」
「!?」
眼を見開き愕然とした瑠璃月は、堪らず身をよじって逃げようとする。
「嫌ああっ!!もう、本当に無理…!!」
抵抗虚しく、うつ伏せにされ腰を掴まれた。