第2章 MELTY HURT
ネウロは首輪の鎖を強く引き、瑠璃月の顔を無理矢理に自分の方へと向かせる。
「貴様から求めてみろ。何が欲しいのかを。」
「え…!?」
予想だにしない問い掛けに、一瞬思考が停止する。
まさかここまで来て、こんな仕打ちを受けるとは思ってもみなかった。
「このまま何も答えなければ、貴様の手足をへし折るぞ。」
本能に抗い続ける瑠璃月を限界まで追いつめて、僅かに残った理性を完全に打ち砕いてやりたい。
そうでなくとも、本当に折ってしまえばもう瑠璃月は何処にも行けない。
ネウロは瑠璃月の拘束したままの片腕を掴み、肩も押さえつけてあらぬ方向に捻り始めた。
「痛い!!離して…離せ、ぇっ…!!」
骨が軋む音が響き、凄まじい激痛が走る。
ヤバい!!このままじゃ本当に…!
「……い、て…」
「何だ?聞こえんぞ。」
「欲しい…挿れ、て…っ!」
「ほう、何を?」
「ネウロ…っ!ネウロが、欲しい…私の中を、ぐちゃぐちゃにして…!!」
手足が無事で、意に反して疼く身体が満たされればこの際もうどうなっても構わない。
その一心で、理性を投げ捨てた。
「良かろう。」
もっとしつこく問い詰めて乞わせたかったが、今の瑠璃月ではこれが限界だろう。
羞恥と屈辱のあまり涙を流す瑠璃月に対し、ネウロは完全に勝ち誇った笑みを浮かべる。
しかし、今にも捻り潰されそうだった肩と腕とをようやく離され、骨が何とか無事でいられた事には安堵した。
「貴様が誰のものか、しっかりとその身に刻み込んでやる。」
人間の男とは桁違いなそれが、瑠璃月の中に捩じ込まれる。
もう何度か身体を重ねてはいるが、この瞬間だけは慣れない。
「ぅ、んっ…はぁ…ああーーーっ!!」
「何だ、挿れただけでイったのか?」
焦らされ続けたせいか、その瞬間に慣れてすらいなかったのに、繋がっただけで達したのは今回が初めてだ。
「まあ良い。また何度でも啼かせてやろう。」
双丘を揉みしだきながら律動を送ると、蜜壁が纏わり付いて甲高い嬌声が上がる。
「締め過ぎだ、っ…瑠璃月…!」
「ネウロ…!もぅ…おかしく、なるっ…!!」
「そうか…ならばいっそ、狂ってしまえ!」
ネウロに感じる所ばかりを突かれ、瑠璃月は悲鳴混じりの嬌声と共に達した。