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【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第76章 誇り高き者へ<参>


煉獄の訃報は、鎹鴉を通して産屋敷と柱達に伝えられた。
驚く者、悲しむ者、信じない者、怒りに震える者など彼らの反応は様々だった。

「そうか。二百人の乗客は、一人として死ななかったのか。杏寿郎は頑張ったんだね、凄い子だ」

庭先で妻と娘と佇みながら、輝哉は微笑みながら呟くように言った。

「寂しくはないよ、私はもう長くは生きられない。近いうちに杏寿郎や皆のいる黄泉の国へ行くだろうから・・・」

彼の柔らかな声は、風に乗り蒼穹の彼方へと消えていくのであった。
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