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【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第69章 無限列車<肆>


『私は少し出る。後は好きに過ごしても構わない。最も、お前にできることなど限られているだろうがな』

番人はほんの少しだけ意地悪そうに言うと、そのまま泳ぐように上空へと浮き上がっていた。
少年は顔を上げ、あたりの景色を見つめた。色とりどりの魚が、物珍しそうに彼の周りに集まり口を開閉している。

それを見て、少年の顔に微かな笑みが浮かんだ。もうその眼には、先ほどの爛々とした光は宿っていなかった。
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