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【鬼滅の刃】ウタカタノ花
第51章 ワダツミの子<参>
柱達とお付きの子供たちを下がらせ、耀哉は明かりの消えた部屋で一人月を仰ぎ見ていた。
青みが掛かった光が、彼の病に侵された顔を静かに照らす。
「鬼舞辻無惨。なんとしてもお前を倒す。お前は必ず私達が――」
その小さな声には、確かな憎しみと殺意がこもっていることに、誰も気づく由はなかった。
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