• テキストサイズ

【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第43章 絆<参>


『禰豆子・・・。禰豆子、禰豆子、起きて』

深い闇の中で眠る禰豆子に、呼びかける声があった。それはかつて、鬼の襲撃に遭い命を落とした兄妹の母葵枝だった。
彼女は宙づりにされたままの禰豆子に触れながら、静かに言葉を紡いだ。

『お兄ちゃんたちを助けるの。今の禰豆子ならできる。頑張って・・・!』

葵枝は涙を流しながら、必死の思いで禰豆子に呼び掛けた。

――お願い、禰豆子。二人とも死んでしまうわよ・・・・!
/ 1491ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp