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【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第36章 幕間その参


(確かこいつの素顔、結構整ってたのよね。寝顔ってどうなっているんだろう)

そのまま歌いながら汐はそっと猪の皮をそっと捲ってみる。すると、その下の彼の整った顔立ちが目に入った。
幸せそうな顔をして眠る伊之助に、思わず汐の顔がほころぶ。こんな綺麗な顔をしているのに何故、猪の皮をかぶって顔を隠しているのか。
疑問はいろいろ残ったのだが、汐は変な散策はせずそのまま皮を戻した。

「お休み、伊之助。ありがとうね」

汐はそれだけを言うと、そのままそっと自分の部屋へと戻った。


その後、禰豆子に歌を聞かせる汐の下に、伊之助がちょくちょく来るようになったのは、また別のお話。
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