• テキストサイズ

【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第153章 真実(後編)<弐>


「汐・・・」

炭治郎はもう一度汐の名を呼んだ。初めて気づき、出会った特別な女性の名を。

(汐が誰を好きでも関係ない。想いを伝えられなくても構わない。それでも俺は、この人が好きだ)

炭治郎はもう一度汐の手を取った。傷跡だらけの、思った以上に小さい手を。

せめて今だけはゆっくり休んでほしい。そう思っているうちに、いつの間にか炭治郎も深い眠りに落ちて行くのだった。
/ 1491ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp