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【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第146章 本音<参>


「あー、やっぱりそうか」
「でしょうね」

二人の納得したような仕草に、伊之助は意外そうな顔をした。

「何だよ、お前等も気づいてたのかよ」
「まあね。あの人、ちょっと目は変わってるけど、見た目だけでも迫力がすごいし・・・」
「そうそう。悲鳴嶼さんだけ匂いが全然違うんだよなぁ。痣がもう、出てたりするのかな?」

炭治郎がそういうと、伊之助は新しい魚を手にしながら「出ててもおかしくねぇ」と答えた。

「っていうか、あんたちょっと食べすぎじゃない?それ何匹めよ?」
「五から先は数えてねぇ」
「あー、はいはい。あんたの脳みそに期待したあたしが馬鹿だったわ」

汐はさらりと手厳しいことを言うと、水の入った水筒をあおった。

そんな三人の会話を、村田を含めた隊士達は微妙な表情で聞いていた。

(やっぱちょっと・・・、短期間で階級上がる奴らの話はついていけんわ)
(あと、炭治郎が焼いた魚うまっ)
(大海原の作ってた干物もうまそう・・・。早く食いてぇなぁ)

隊士達が様々な思考を巡らせていると、その雰囲気を壊すような暗い声が聞こえた。
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