• テキストサイズ

【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第129章 強くなれる理由<肆>


「待ってみっちゃん。あたしはまだ戦える・・・!」

汐は首を横に振って蜜璃の傍に寄ろうとするが、蜜璃はそれを制した。

「しおちゃんは炭治郎君の手当てをお願い」
「でも・・・!」
「あなたは自分のするべきことをしっかりすること。私の継子ならわかるでしょう?」

蜜璃に諭され、汐は頷くと炭治郎の傷の手当てを始めた。
それを見届けた蜜璃は、地面を蹴って鬼の元へ向かった。

「あ、みっちゃん気を付けて!!」
「上弦です。上弦の肆で・・・」

汐と炭治郎の言葉も聞かず、蜜璃は鬼の前に降り立つと険しい顔で刀を向けた。

「ちょっと君!!」

蜜璃は頭から湯気を吹き出しながら、鬼を睨みつけて言った。

「私の可愛い継子とお友達をいじめるなんて!オイタが過ぎるわよ!!禰豆子ちゃんと玄弥君を返してもらうからね!!」
/ 1491ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp