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【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第125章 招かれざる客<肆>


(誰も僕を助けられない。みんな、僕より弱いから。僕がもっとちゃんとしなきゃいけなかったのに、判断を間違えた。自分の力を過大評価していたんだ、無意識に。柱だからって)

だからあの子は、汐はあんな目に遭っているんだ。

無一郎は霞む視界の中、汐を見つめた。
汐も何とかもがいているが、水球からは出られないようだった。

(ごめん・・・)

無一郎が心の中でそう告げた時、視界の端に何かが動くのが見えた。

面をつけた小さな少年が、汐の入った水球に包丁を突き立てていた。
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