第2章 転校生には気を付けろ
教室へ入れば話題は転校生で持ち越されたいる
『やっぱ皆その話だね。』
「うん。うちのクラスなのかな?」
『どうなんだろ、、、』
ガラッと大きな音を立て、ドアが開く。
『おーい、席つけー。』
担任が皆を席に付かせる。
咳払いをして、担任は言う。
『ゴホンッ えー今日は転校生が来ています』
その単語に教室がざわめく。
『ほら、静かにしろ。入れー。』
入れの言葉と同時にドアが開き、背の高い2人の青年が入ってくる。
「(え、あの2人はっっ!)」
昨日、私を助けてくれた2人だった。
思わず音を立ててその場を立ってしまった
『おい、どうした?』
すると緑の学ランの青年が言う。
『あっ!昨日の子だ!』
あぁ、あの笑顔だ。
昨日一緒に走った男の子だった。
隣に居るのはジョジョと呼ばれる青年
「す、すみません、、、」
担任に一言誤り座った。
クラスメイトは何事かのように私にだけ視線が向けられていた。
2人の席は私からは離れていて窓側の席だった
自己紹介の時間になりやっと名前が知れた。
ジョジョと呼ばれた青年の名は空条承太郎。
緑の学ランの青年は花京院典明。
2人共あまり聞かない名前だった。