第14章 最後の文化祭!!
「違う!!よろしかったでしょうかじゃないっ!!よろしいでしょうかっ!!」
「はぃいいいっ!!」
珠紀は田代に頼まれて男子たちの接客教育をしている。
「はい。桂木っ!!やり直しっ!!」
「はいっ!!いらっしゃいませ…お嬢様…ご注文は何になさいますか?」
桂木は椅子に座る珠紀に膝まづいて言う。
「んーとコーヒーとケーキ1つづつ。あと、砂糖は多めに貰えますか?」
「ええと…確認してきま「おいこら…んなもん確認せんでもいいだろうがっ!!本番は砂糖とマドラーを用意すんのはウェイターの仕事だろうがっ!!」はいいいっ!!」
ものすごいスパルタな教育に男子たちはビビりつつも完璧な接客を身につけたそうな。
その後珠紀は男子たちに
「お疲れ様。よく頑張ったね。」
と言って微笑んだ。
そして…桂木が…
「天堂さんっ!!彼氏いるんですか?」
「ん?いるよ?クラブのオーナーしている彼氏がね
。」
と言われて落ち込んでいた。
千晶はエヴァートーンの元オーナーな訳だから間違った答えではない。
その日…掲示板には
〖T堂 女の癖にあの言葉遣い…あれが金持ちの令嬢?ただのヤンキーじゃねぇかよ。ina葉と同じアパートに住んでるらしいからC晶じゃなくてina葉と出来てんじゃねぇの?www〗
と書き込みされていた。