第13章 春休みからの絶望と希望
3年C組の文化祭の出し物を決めることになった。
色んな意見が飛び交う中…
田代が取り出したイラスト…
「えっ!?ちょっと待って?タァコ?千晶先生は分かるよ?男だし…でもね?なんであたしまで白ランなのっ!?」
驚く珠紀に田代はふふふと笑っている。
「珠紀は顔が中性的だし似合うと思うんだよね〜」
と田代がニヤニヤしながら言う。
多数決の結果……
3Cの文化祭の出し物は
男子学生服喫茶に決定した。
「着るの…白ラン……」
珠紀は燃え尽きていた…
田代が前置きを語ると…
「千晶ちゃんと珠紀には白ランの看板男子になってもらいます!!そして!!千晶ちゃんは学生服喫茶のオーナーで珠紀は副オーナーという設定よっ!!千晶ちゃんは座ってるだけでいいからっ!!」
田代はビシッと効果音がつきそうな勢いで言った。
田代が色々と千晶と言ってるが珠紀は…
「白ラン… ははっ…女子なのに…白ラン…ははっ…」
なんか壊れていた。
珠紀と千晶が着る白ランは上野という男子生徒が作ることになった。
そういう訳で卒業まで半年を切った。
という事は進路の話になるわけで…