第11章 旅立ち
「歌がダメなら劇とか!!」
「タァコ…ソレダメ。あの人は演技力皆無だから。アナタノコトガスキダカラ~的なカタコトになるよ。」
と珠紀が暴露。
「なにそれ~!!それはそれで見たいかも~」
とみんなで盛り上がる。
「稲葉…アイツ…俺らがここいいること気づいてるぞ。」
「えっ!?マジかよ…」
夕士は千晶の言葉に驚いた。
「考えてみろ…さっきから俺がなに暴露してんだよって出てくるの待ってるみたいな発言してるだろ?」
「あぁ…言われてみれば…」
夕士は千晶の理屈に納得した。
「もちろん、高山先生は左側だよね?年下攻めとか萌える…」
と冷静だがニヤリと微笑む珠紀。
「あ~!!それいいかも~!!」
と珠紀の発言に皆でキャッキャしている。
田代がミュージカルと言い出して…
「ネコミミ…ボンテージ…」
「珠紀~ヨダレ出てるよ~?」
「確かにヨダレ出るほど美味しいかもっ!!」
皆で田代を褒めたたえている。
「タァコ…今度…学食で1番高いメニュー奢ってあげる。」
と冷静に言う珠紀。
「おお!!珠紀ネェさん!!あざっす!!」
とそれに反応する田代。
「だから…ネェさんじゃねぇし…」
ため息をつく珠紀。
「こらあーー!!お前ら人のっ…」
千晶が出てくると皆で飛びかかって…
「千晶先生~!!予餞会に出てくださ~い!!」
「コラっ!!天堂…お前どこ触ってんだっ!!」
「何って千晶先生の大事な所。」
としれっと答えつつ触り続ける珠紀。