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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第10章 修学旅行!!②



夕食も終わり、桂木の為に湿布を貰いに来た夕士と体調の悪い女子を連れてきた田代は帰り際に廊下で話していた。

「そう言えばね…A組の子が霊感あるみたいでね?セーラー服を着た女の子を見たって言うの。珠紀も霊感あるじゃない?ココはいるよって言うんだよね…」

田代は真面目な顔で言った。

「天堂が言うなら間違いないな…でもとりあえず気のせいって思っておくしかないんじゃないか?」

「ん~…まぁ確かに…じゃ、あたし部屋に戻るね。」

田代はそう言って部屋に戻って行った。






次の日…

千晶は具合が悪そうだった。

珠紀はもどかしさを感じながら夕士に託すことにした。





珠紀が外に出ると輪から外れている女子がいた。

夕士もそれに気づいたようだ。

「2人とも気づいた?」

田代が近寄ってきて言った。

「あの子…あたしが助けた子…」

「そう。青木のシンパってさ…珠紀の事も悪く言ってるじゃない?珠紀に助けられたわけだから…自分を助けてくれた人を悪くは言えないわけ…」

田代はそう言った。

「だから…排除ってわけね。」

「そういう事…女って怖いよね…」

田代は珠紀の言葉に少し悲しそうな顔をした。


その後…夕士は他の男子に雪合戦に誘われて珠紀は姦し娘たちと話していた。

「え?珠紀…雪合戦やったことないのっ!?」

珠紀の雪合戦やったことないという発言に垣内が驚いて言った。

「うん…そういうの周りがやらせてくれなかったんだよね…」

珠紀は悲しそうな顔をした。

「今からやろうよっ!!」

と田代

「いいねぇ!!やろう!!」

と垣内

「そうしよう!!」

と桜庭


珠紀は生まれて初めての雪合戦をした。

雪は当たり前だけど冷たくて…その冷たさも心地よく感じるくらいに珠紀は雪合戦を楽しんだ。


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