• テキストサイズ

真っ直ぐ向いて歩けばいい

第10章 修学旅行!!②



「あの天堂って子もさ…はるか様に失礼な事言って偉そうにしてるクセにわざと転んで媚び売っちゃって気持ち悪い!!」

と青木の取り巻きの1人が言った時…

千晶の声がした。

そこは危ないからと言っているのに青木の取り巻きは言うことを聞かない。

その瞬間…珠紀が動いた。

その瞬間に雪が屋根から落ちてくる…

「「天堂っ!!」」

夕士と千晶の焦った声が聞こえた。

直ぐに皆が雪を退けてくれた。

「大丈夫?怪我ない?え?ってなんで泣く!?」

珠紀は突然泣いた女子に驚いて挙動不審になっている。

「天堂…血が出てる…それが原因だって…」

「あ〜…そういうこと~…」

珠紀はそうヘラりと言うと気を失った。





「ん?ここどこ?」

「起きたか…ここは医務室として使ってる部屋だ」

「…怒ってる?」

「当たり前だ。」

「ごめんなさい…」

「全く…心配かけさせるな…体調は大丈夫か?」

「うん…みんなのとこ行こう?心配してるだろうし…」

「そうだな。」



大広間に行くと…

「天堂さんっ!!大丈夫?」

珠紀のファンの女子に声をかけられた。

「心配かけてごめんね?かすり傷だから大丈夫。もう血は出てないから大丈夫だよ。」

珠紀はそう言って微笑んだ。

珠紀のファンの女子たちから珠紀のその笑顔に歓声が上がる。





/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp