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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第10章 修学旅行!!②


次の日…ついにスキーをすることになる。

スキーウェアに着替えた千晶に女子たちはキャーキャー

「(あ~直巳に触れてない…皆いいなぁ…)」

と無表情のまま思っていた。

やけくそのように珠紀はとにかく滑りまくった。


「うにゃっ!!」

転けました。

「うにゃっ!!にゃぁ~!!」

立ち上がろうとして尻もちをついたまま滑り落ちていく珠紀。

「何やってんだお前は…」

「はう~」

助けに来たのは千晶だった。

千晶は珠紀を立たせると去り際に耳元で

「修学旅行が終わったら相手してやるから今は我慢だ。」

と言った。

スキーが終わり昼食…

「(あ、これなら食べられる…やっとご飯…うどんよありがとう…小麦粉ありがとう…)」

珠紀はやっとご飯が食べられることに謎な感謝をしつつ食べた。

昼食が終わると自由時間になった。

相変わらず…千晶は女子たちに囲まれている。

珠紀が

「(雪合戦いいな~…したことない…雪玉つくって投げたらいいの?)」

珠紀が女子たちと雪合戦をする千晶を見ながらそんな事を思っていると…

千晶と遊ぶ女子たちを悪く言う女子たちがいた。
青木の取り巻きの一部だろう。

「(ダッサ…そもそもお前らの女のプライドってなによ。女のプライド語るくらいなら女磨けや。グチグチと言ってるやつが女のプライド語ってるとかマジで笑える。)」

夕士の近くで1人で笑っている珠紀。


「天堂…お前…なに笑ってるんだよ…」

夕士は流石に突っ込んだ。

「いや〜なんかさ〜女のプライドとか語ってる人が女のプライドないな〜って。」

珠紀のこの言葉が聞こえた用で青木の取り巻き達はムッとしていた。

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