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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第9章 修学旅行!!



珠紀は帰ると修学旅行の準備をしていた。


「んーと…タオル…数珠…御札…非常食…シャンプーとリンス…化粧水…洗顔フォーム…着替え…体育着…こんなもんかな?」

一般の女子高生がブリックスのカバンで修学旅行に普通はいかないだろう。

中に入っている物も非常食と体育着以外、全て高級品。




次の日…
ついに修学旅行!!

「うわぁ~!!流石珠紀!!」

と田代に言われた。

「なにが?」

「なにが?じゃないから…どこの女子高生がブリックスのカバンにブルーベリィのコートで修学旅行に来るの…」

垣内が呆れたように言った。

「まぁ、珠紀だもん。」

「「たしかに」」

桜庭の言葉に田代と垣内が同意。


「そんなにおかしいの?普通じゃない?」

と首を傾げる珠紀。

「「「普通じゃないっ!!」」」

突っ込む姦し娘たちにの言葉に不思議そうな顔をする珠紀であった。

そこに登場したのは更に上を行くブランドまみれの千晶。

女子たちがキャーキャー言う。

見慣れている珠紀は冷静だ。

バスに乗り込むと夕士と千晶が話している。

千晶の着ている服に突っ込んでいるらしい。

「(なにがダメなの?普通じゃないの?直巳はキメる時はキメるし…あれは普段着だよ?)」

とか思っている珠紀がいた。

昼休憩の為にバスから降りると女子たちに囲まれる千晶。

珠紀は…

「(しょうがないしょうがないしょうがないしょうがない…)」

心の中で自己暗示をかけていた。




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