第9章 修学旅行!!
珠紀と夕士と千晶はいつもの場所にいた。
「あ~鬱陶しいぜ…明日あたり世界がめつ…」
「滅亡したらあたしもいなくなるけどいい?」
「それは困るな。」
「でしょ?」
千晶によると…冬休み中に宿泊先がガス爆発により厨房が吹っ飛んだらしい。
それで年末年始は大忙しというわけだったらしい。
修学旅行というよりスキー合宿な感じらしい。
「俺…スキーやった事ないんだよな…千晶と天堂は滑れるのか?」
夕士はそう言って困ったような顔をしていた。
「あたしは滑れるよ。一応…」
「俺も滑れる。珠紀…お前は転けたら起き上がれないだろうが…それを滑れるとは言わん…」
「だから、一応ってつけたじゃん…」
2人会話に夕士は苦笑いしていた。
「そういやさ…タァコたちが千晶ちゃんに教えてもらお〜とか言ってはしゃいでたよ?」
珠紀が思い出したように言った。
「俺が?教える?それはインストラクターの仕事だろ?教師はあくまで監視役だ。お生憎様って言っとけ。」
「ん〜…そう言っとく…」
教室で再び盛り上がる姦し娘たち…
「言える雰囲気じゃないね。」
「そうだよな…」
夕士と珠紀は盛り上がる姦し娘たちを見ながら言った。
英語の授業……
薄っぺらい青木の有難いお言葉を珠紀は欠伸しながら聞いていた。