第5章 中間テストです!!
英会話クラブの出し物もクラスの出し物も準備が進んでいく。
「あ~…むりぃ…」
「大丈夫か?」
「大丈夫だったらココに来てないから…」
「確かにな…」
珠紀と千晶は屋上の給水塔で寛いでいた。
「あ…天堂と千晶?お前らもサボりか?」
「夕士く~ん?君も人のこと言えないでしょうが。」
「確かに……」
珠紀の言葉に夕士は笑いながら答えた。
夕士と千晶は色々と話している。
「ボケたんじゃね?」
の一言に珠紀が思い出したかのように言う。
「あ〜ボケてるかもよ?この前…自分でライターをキッチンに置いたのにめっちゃ探してたし。」
「稲葉は後で校舎裏にこい…珠紀は覚悟しておけよ?」
「マジごめん…」
「サーセン。でも、事実だし。」
「許さん…あ、そういえばアイツどうなった?」
千晶は思い出したかのように言った。
「あ〜山本小夏?」
「あ~山本か…色々大変なんだよ…」
「 泣き言いうな…」
「泣き言じゃねぇし…」
夕士は少し拗ねているような様子でいった。
「そろそろ行くけど千晶と珠紀は?」
夕士は立ち上がりながら言った。
「少し風に当たってからいくさ。珠紀の体調も悪いみたいだしな…」
「そっか…サボりも程々にな。」
「お前もだろ…」
「確かにそうだな。」
夕士がそう言ってハシゴを降りようとした。
「「っ!?」」
珠紀は起き上がって異変に対処しようとした。
クラっときたことなんてどうでも良かった。
しかし…先に動いたのは夕士だった。