第5章 中間テストです!!
英会話クラブが終わると…
「ねぇねぇ…珠紀ちょっとちょっと…前に言ってたあれの画像ある?」
田代が珠紀に声をかけてきた。
「あ〜…あれね。あるよ。今から送るわ。」
「ありがと〜」
「歌わせる気でしょ。」
「当たり前〜!!珠紀にも歌ってもらうよ〜」
田代はニシシ…という感じで笑いながら言った。
「まぁ、そう来るとは思ってたけどね。歌えばいいんでしょ。」
珠紀は諦めたように言った。
「ふふふ…普段のそのハスキーな中性ボイスがさらにかっこよくなるんだもんっ!!誰もが驚くだろうな〜」
田代はニヤニヤと笑っている。
珠紀が田代と話し終えて…
寿荘に帰ると…
「ただい…なにこれ?」
「俺も聞きたい…」
学生服に身を包んではしゃぐ住人たち…
るり子までもがお祭り騒ぎに便乗している。
「あはは…まぁ、遅い青春だね…」
「遅すぎだって…」
「それ言っちゃあかんて…」
珠紀はそんな住人たちを見てそんな会話をしていた。