第4章 文化祭準備!!
次の日…珠紀は屋上の給水塔に来ていた。
「あ〜…体調わるっ…」
「あ…珠紀もいたのか。」
そこに来たのは夕士と千晶。
一通り夕士から話を聞いた千晶は
「青木といい、その山本って1年といい…お前らのクラブもたいへんだな~」
「おもろしろがってる場合じゃないから…」
と言い出してそれに珠紀が突っ込んだ。
「んで、なんかいい方法ないかなぁ?正直、どうしていいか分かんなくて…」
と夕士が言った。
千晶はフッーと煙を吐いてから言った。
「まぁ、特効薬はねぇよ。気長にやるしかねぇな。」
と言った。
「はぁ?それだけ?もっといいアドバイスねぇのかよっ!!」
夕士はその答えに不満そうに返答した。
「前にお前らに話したっけ?悪かった奴が社会人になって更生したって話。こういうのは周りがとやかく言っても無理だ。結局…ソイツが持ってる運命…縁でしかない。」
「縁か…」
夕士は千晶の言葉にそう呟いた。
「まぁ、結局はその縁ってのは触れみないとわかんねぇもんだけどな。」
千晶がそう言うとチャイムが鳴った。
「そろそろもどらねぇと…」
千晶はそういいながら携帯灰皿にタバコを入れた。
「お前らも教室に急げよ。稲葉…天堂…お前は体調悪いなら保健室で休めよ。」
千晶はそう言うと去っていく。
「あ〜そうすっかなぁ~ 」
珠紀も立ち上がって夕士もそれに続いた。
結局…珠紀は次の授業で爆睡していた。