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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第16章 冬休みーー!!そして、旅立ち



あっという間に冬休みが終わり…

卒業式。

式がおわり、教室に入ってきた千晶。


「卒業おめでとう。お前らに伝えておかないといけないことと、謝らないと行けないことがある。俺は、今日付けで教師を辞める。それと…お前らには〖俺とどうこうなりたきゃ卒業したらOKだ〗と最初に言った。しかし、その時点で俺は1人の女子生徒と付き合っていたんだ。自分で言っておきながら説得力ないよな…お前らのことも騙していたことになる…本当にすまなかった。 」

千晶がそう言って教卓から離れて頭を下げると…

「その相手って天堂さんでしょ?ね?天堂さん。」

と1人の女子生徒が言った。

「え?あ…うん…」

珠紀は戸惑いながら答えた。

「千晶先生…あたしは1回だけ千晶先生を嫌いになった。でもさ、あたし、気づいたんだ。千晶先生はいつもあたし達のことを思ってくれてるんだって。だからたまには厳しいことも言うし怒ってくれる。あたしは千晶先生に感謝してるよ。ありがとうございます!!そんな恩師である先生が幸せでいられるならあたしらは応援するよ?ね?みんな?」

1人の女子生徒がそう言うとクラス全員が賛同した。

「お前ら…ありがとう。」

千晶はそう言って微笑んだ。

田代にそそのかされ…千晶の隣に行かされる珠紀。

「はい!!結婚はいつですかっ!!」

「ちょっと…タァコっ!!」

珠紀が顔を真っ赤にして言う。

「結婚か?これが終わったら婚姻届を出しに行く予定だ。」

千晶があっさりと言うとヒューヒューと声が上がる。

「結婚式はどうするんですか〜?」

田代がニヤニヤしながら言う。




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