第15章 最後の文化祭!!②
男子たちは思った。
〖コイツはできるっ!!〗
と。
珠紀はわたわたする厨房係たちの所に来ると…
「みんな…焦らず落ち着いて。少し遅くなってもいいからチーム分けを今すぐして。」
珠紀の言葉に戸惑いながら女子たちはチーム分けをした。
「右からA、B、CでAグループは飲み物用意。Bグループはケーキやお菓子準備。Cグループは出来たものをウェイターにコール。」
「「「はい!!珠紀副オーナー!!」」」
珠紀の指示により先程よりも効率があがりスムーズに準備、接客していく。
そんな珠紀を千晶は微笑ましく見ていた。
そして、1時間の休憩にはいる。
男子たちはへばっていた。
「こんな事でへばってどうすんの?」
珠紀はそんな男子たちを珠紀は呆れて見ていた。
「なんで…天堂は俺らより動いてるのに疲れてねぇんだよっ!!」
「全くだよ…」
男子たちはへばっていない珠紀を見て不満を漏らす。
「そりゃ、入学したての頃に1時間の売り上げが30万のファーストフード店でアルバイトしてたから。まぁ、結局…ハードすぎて入院したけど…」
と珠紀はしれっと言う。