第3章 透き通るように【時透×未来人】
夜になり、無一郎君に引っ張られながら外に出た。
「うわぁ!?」
そこには、ガタイの大きい人達が居た。そこには、胡蝶さんを含めて女性二人が居る。
「胡蝶が変なこと言ってきたって、こんな女と遊ぶだけかよ」
顔に傷が付いた白銀の男に私はびっくりして無一郎君の後ろに隠れる。
「不死川さん、止めて下さい。花怜ちゃん怖がってるんだけど」
「はぁ!?」
まず、名前がすごいな……しなずがわって。
「あと、髪型がカラフルでクセが強いね」
私の言葉にみんな固まってしまった。
カラフルとクセという言葉を知らないのか?
「へぇー未来人ってお前のことか?スゲーな」
「背デカっ!」
「単刀直入かよ!」
派手派手な大男に普通に突っ込んでしまった。だって、デカ過ぎるでしょ。
「未来から来たなんてすごく可愛いわ!」
私はその女性の姿に即目を反らした。
裸はダメなんだ。だから不死川っていう人も無理。
「あれ?花怜ちゃんって、裸に免疫無いの?」
無一郎君の言葉に首を縦に振った。
「花怜ちゃん、みんなでお菓子食べようよ」