• テキストサイズ

貴方が鬼だとしても【鬼滅の刃】

第4章 嫌われ者鬼師匠2【冨岡×新弟子】




対立違反だとしても、私は貴方を尊敬してるのに。愛してるのに。


「もう……誰かを失うのは嫌なんです……」


花怜の家族は鬼に食われた。


義勇に自分は鬼だと聞かされても、他の鬼を見る時の憎しみは無かった。


いつも自分に教えてくれる義勇を尊敬していたから。愛していたからだ。


「もう俺は……たくさんの人を食べてしまった。生きる価値など無い、嫌われ者だ」


「義勇さんはたくさん食べてしまったかもしれない。だけど、私は嫌っていない。私は義勇さんが大好きなんです!」


告白みたいになってしまったけど、それほどは義勇は花怜にとって大切な存在である。


すると、義勇は花怜を抱き締めた。


「ごめん。俺はもう人間じゃない。だけど、鬼じゃなかったらお前に会うことなんてなかった。俺はお前を愛してる。だから、最期はお前に殺されたい」


「義勇、さん……」


「頼む、花怜」


花怜は義勇から離れて、刀を構えた。


水の呼吸、拾壱ノ型、凪。


そして、花怜は義勇の首を切った。


花怜は泣きながら、義勇の首を抱き締める。


「花怜、愛してる」


「義勇さん……私も愛してます……」


どうか来世は幸せに生きてほしい。誰にも嫌われず、楽しく……。


END
/ 35ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp