• テキストサイズ

貴方が鬼だとしても【鬼滅の刃】

第2章 不死身な貴方1【不死川×隠】




「口枷持ってるので差し上げます」


「正直嫌だが仕方ねぇなぁ」


私は持っていた竹の水筒を不死川さんの口に付けた。


「うっ……」


見ていてなんか辛そうだなぁと思った。


確かに瞳も変わっているように思える。


見開かれたあの瞳とは違い、少し混濁しているように見える。


「うぅうぅ……」


ずっと唸っているが、さすがに柱相手には黙れなど言えはしない。


蝶屋敷に着くと、胡蝶さんは爆笑していた。


「訓練してたら鬼に?フフフッ……」


「ヴゥ……」


胡蝶さんの言葉に不死川さんは狂犬みたいな顔をしていた。


「隠さんもお疲れ様です。あとは私がやりますので大丈夫ですよ」


「はい、では……」


私が去ろうとした時、不死川さんが私の服の裾を引っ張っていた。


「不死川さん!?ちょっと……フフフッ……」


またもや胡蝶さん爆笑。


「不死川さんのご意向で、隠さんも泊まって下さい。ちなみにお名前は?」


「石原花怜です」


「花怜さんですか。よろしくお願いしますね」


案内された部屋は二人部屋だった。


この人と寝るってヤダなぁ。怖いし。


/ 35ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp