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砂漠の白い花

第6章 王子と奴隷女




王子のくせに暇なのか、ハラルともよく遊んでいた。

『ルシエト様〜、投げるよーっ!」
木の葉で作った球遊びをしたり
『目隠し鬼さん、コッチコッチ〜」
手鳴らしで鬼ごっこをしたりしているのを何度も見かけた。

(本当に変な王子様。
もう成人の18歳でしよ?子供みたい)

本当の兄弟のようで微笑ましくて、つい笑みが溢れた。

私の中で王子は、
良い人…に変わり始めていった。





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