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砂漠の白い花
第5章 王都王宮
エリアルはと言うと、
「まず、言葉を覚えろ。
そして同時に俺にもギリシア語を教えろ」
とルシエトに命令された。
そして、毎日、四六時中連れまわされている。
朝の挨拶、就寝前の挨拶に始まり、
外を見れば、空、木、川、砂
水を使えば、水、それを入れている瓶、
座ってる椅子、机、
その辺りにある物をお互いの言葉で何度も繰り返す。
7日、10日、15日、毎日、毎日一緒だった。
(奴隷だもん、仕方ないっ…)
そう思ってエリアルは我慢していた。
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