• テキストサイズ

砂漠の白い花

第5章 王都王宮




エリアルはと言うと、
「まず、言葉を覚えろ。
そして同時に俺にもギリシア語を教えろ」
とルシエトに命令された。
そして、毎日、四六時中連れまわされている。

朝の挨拶、就寝前の挨拶に始まり、
外を見れば、空、木、川、砂
水を使えば、水、それを入れている瓶、
座ってる椅子、机、
その辺りにある物をお互いの言葉で何度も繰り返す。

7日、10日、15日、毎日、毎日一緒だった。

(奴隷だもん、仕方ないっ…)

そう思ってエリアルは我慢していた。


/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp