第5章 王都王宮

そしてルシエトは、何故、今日初めてあったハラル達家族を王宮に連れて行こうとしているのか、
を話した。

従者を外に待たせ、1人でこの家に邪魔をしてる理由も含めて、話しをした。

「王子…それほどまでに…」
「ルシエト様、御不憫でございます…」
ルシエトの話にハラルの両親は心を痛めた。

「お前達を魔の巣窟に連れて行くのだ、
それなりに理解して貰いたいと思ってな」
お互い信頼が必要になる。

「王子の命令とあらば拒否は出来ませんが…
私達には子供もおりますし…」