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砂漠の白い花

第4章 漂着地




「お前の奴隷か?」
「⁉︎
ま、ま、まさか!
奴隷などと…そんな大それた者…」
慌てて否定する男性の様子からして、奴隷にした訳ではなく、助けたついでにただ置いているだけなのは明確だった。
「………」
「お、王子?」
「俺が、買ってやろう」
「え?…な…なん…」
「お前ら全員の身柄をな」
「‼︎」
男性は青ざめた顔になった。

はっはっははは
「そんな顔をするな、
奴隷にしようとは思っていない」
そうだ。
奴隷なんか必要ないのだ。
必要なのは…


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