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【僕のヒーローアカデミア】1-A腐女子会

第7章 〈勝デク〉僕じゃダメなんだ


 オールマイトは全力で戦えていない。かっちゃんに危害が及ぶことを避けている。オールマイトがオール・フォー・ワンに勝つためには、かっちゃんの救出が絶対条件となってくる。だから、一刻も早く助けることが必要。なのに……。

(どこだ、そのルートはどこにある。どこに……)

 1つずつ道を考えていく。

(違う)

 頭をフル回転させて。

(ダメだ)

 考えては否定してを繰り返している。

(どこかに必ず……)

 そして、ふとオールマイトが空を飛んでいる姿を思い出した。

(……隙)

「飯田くん、みんな!」

「ダメだぞ、緑谷くん」

 飯田くんは僕の服を掴んで、必死で止めようとしている。

「違うんだよ。あるんだよ。決して戦闘行為にはならない、僕らもこの場から去れる、それでも……かっちゃんを助け出せる方法が!」

 飯田くんの顔が驚きに変わる。

「言ってみてくれ」

 轟くんが僕の目を見て言った。

「でも、これは……かっちゃん次第でもあって……」

ーー来んな……デク!

 僕を否定する瞳と言葉。

ーー爆豪くん、きっと……みんなに助けられるの、屈辱なんと違うかな?

 そして、麗日さんが言っていた言葉。
 
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