• テキストサイズ

【僕のヒーローアカデミア】1-A腐女子会

第4章 第2回、腐女子会 〜勝デクVS轟出〜


 耳郎は2人の様子に少しビビりながら、適切な言葉を探そうとしている。

「耳郎ちゃん」

 そんな耳郎に梅雨は声をかけた。

「三角関係って……いいわよね」

「いい!」

 耳郎は考えることをやめ、梅雨の質問に叫んで答えた。だって、三角関係は皆大好きだから。

「ねえねえ、ショックなのはわかるけど、私、響香ちゃんの話聞きたいな」

 葉隠はお茶子と芦戸を揺さぶって、起こそうとしている。

「う……仕方ない……」

「そういう約束だもんね……」

 2人は次、轟出の話をされたら死ぬというような顔をして起き上がった。

「いいのか……? あの2人、死なないか……?」

「大丈夫よ、耳郎ちゃん。存分に話しなさい」

 梅雨は耳郎を後押しするように、優しく肩を叩いた。

「わかった」

 耳郎はお茶子と芦戸を少し気にしながら、話し出した。

「ウチが好きな轟出は緑谷が轟に惚れてるってのが好きなんだよね」

「うんうん」

 死にそうな顔をしている2人の隣で、葉隠は楽しそうに頷いている。

「ほら、轟って面が良いじゃん? あの顔だと男子でも好きになるやついるんじゃないかな〜って思って」

「確かに」
 
/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp