• テキストサイズ

【僕のヒーローアカデミア】1-A腐女子会

第4章 第2回、腐女子会 〜勝デクVS轟出〜


 葉隠、芦戸、お茶子はベッドに手と膝をついて項垂れている。

「私もね、もともとそんなに三角関係とか好きじゃなかったのよ」

 梅雨は人差し指を口元に当てたまま、言葉を続けた。

「でもね……緑谷ちゃんが轟ちゃんと仲良くなるのを見て……高校を卒業してから2人が付き合うことになって、同棲することになって……その時、爆豪ちゃんはめちゃくちゃ嫉妬するんじゃ……って思って……」

 梅雨は頬を赤らめる。

「そこで、自分の気持ちに気付いて、彼氏のいる緑谷ちゃんに今更だけどってアタックをして最終的に2人が結びついてって妄想し始めたら、もう……」

「しんどいぃぃぃぃ!!!!」

 5人は倒れた。

「なにそれ……」

「そんな未来のこと、考えたこともなかった……」

「完全に盲点ですわ……」

「デクくんが他の人に取られてから自覚する爆豪くんの恋心、マジプライスレス」

「爆豪にノーベル恋愛賞なり、ノーベルデク賞なりあげたい……」

 5人は魂が抜けたような状態になっている。

「麗日さん」

 八百万は沼の中から起き上がるように、ゆっくりと体を起こした。

「勝デク……素晴らしいですわ……」
 
/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp