第10章 標的10 お医者さん
~おまけ~
「ちょ、ちょっと、待て! 話し合おう、な!?」
綱吉とリボーンに挟み撃ちにされ、じりじりと追い詰められるシャマル。
ビアンキは、シャマルに胸を揉まれ気を失ってしまった綾里の傍にいる為ここにはいない。
「オレはただ綾里ちゃんが健康かどうか確かめ―――」
「……大きかったか?」
リボーンの問いにシャマルは危機であることを忘れ、興奮した様子で頷いた。
「それはもう! 顔は幼いのに、ギャップがたまらないよな~」
「……感触は?」
「気持ちよかったぜ~頬擦りしときゃよかった」
綱吉の問いにシャマルはまた余計なことを言い出す。
綱吉とリボーンはお互いに合図を送ると、一斉にシャマルに飛び掛った。
「「羨ましいことしてんじゃねぇよっ!!」」
「お前ら本音が駄々漏れー!!」
……綾里が目覚める頃、リビングには白衣を着た男の屍があったそうな。
END