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青薔薇姫《家庭教師ヒットマンREBORN!》

第4章 標的4 おませさん


「っえぇ!? か、カニバリズムは駄目ですよ、リボーンさん!!」
「……綾里、意味が違うぞ」

「よくそんな言葉知ってるな」と感心するリボーン。
アダルトな雰囲気になる筈が、何故かギャグチックになってしまった。
これぞまさに夫婦漫才というのだろう。
一方、必死に問題を解いていた綱吉はというと―――

「……クッ、クフ、クハハハハハハハッ!!!」
「つ、綱吉っ!?」

精神が崩壊していた。

何やら怪しげに笑い続ける綱吉。
どうやらリボーンの「お前が食べたい」発言が彼にトドメをさしたらしい。
幼馴染のあまりの変わりように#いのり#はオロオロし、リボーンは驚いたように目を見開いた。

「……ツナお前、

パイナップルに憑依でもされたか?

「奴が襲来してくるのは当分先だぞ」とこれまた的外れなことを言い出すリボーン。
「リボーンさん、パイナップルって……?」と疑問符を浮かべる綾里にリボーンは「何でもないぞ」と答えた。
己の気が済むまで笑い通した綱吉は、どこぞの魔王のように言い放つ。

「この問題の答えは5だ! 5に決まっている! 5以外の答えなどありえない!! 5以外の数字は全て間違いだ!! 存在することすら間違っているぞ!!!」

「それじゃあ選択問題の意味ねぇだろ」
「リボーンさん、それで答えは……?」

綾里の言葉にリボーンはプリントの問題を読み解くと、チッ、と舌打ちして言った。

「……正解だ」
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