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With me

第16章 喜助さんに…見せないで!



「麻美に俺とやり直そうって、言っても聞かなくて…」


再び紫苑を掴む手に力が入る


「また自分を見てくれる日まで待つって」


そしてリョウ先輩が私を見る目が変わった


「なのに…!あの人は彼女を作った!」

「わ、たし…?…」

「そうだよ…ずっと特定の人を作らなかった浦原隊長が、彼女を作ったことで麻美は凄くショックを受けて…」


怒りを含んだ目だ


「ショックを受けて…っ、居なくなったんだ…」

「居なく…なった?」

「死亡報告は無い…でも霊圧も感じない…」

「どういう…」

「分からない…」


俯いて黙り込むリョウ

同情…していいのか分からない…


「…のせいだ」

「え?」

「浦原喜助のせいだ!」


手首にリョウの爪が食い込む


「痛…っ」

「俺の彼女を弄んで捨てて…なのにアイツは彼女作って自分だけ幸せになろうってか?」


さっき力が弱まった時に逃げるべきだった

つい話を聞いてしまった


「許さない…!麻美を返してくれよ!」


そして再び紫苑の唇を塞いだ


「んっ…や…」

「だから…西園寺さん…俺のモノになってよ」

「…どういうこと?」

「浦原喜助が初めて愛した彼女…その彼女を滅茶苦茶にしたら、どう思うかなぁ」


背中がゾワッとした

この人は、復讐の為に私を…


彼は紫苑の死覇装に手をかけた

腰紐を緩めると、締め付けられていた胸が解放されるように膨らんだ


「やっ……たすけて……」

「いいじゃん、減るもんじゃないし。ついでに気持ち良くしてあげるよ」


抜き取った腰紐で紫苑の両手首を頭の上で結んだ


「やぁっ…」


併せから侵入させた手は2つの膨らみをやわやわと揉む


「結構大きいんだね、西園寺さん」

「お願い…こんなことしても、麻美さん喜ばない…」

「うるさい!お前に分かるか…俺の気持ちが!麻美の気持ちが…!」


怖い怖い怖い…


「少し黙ってて…」


動悸がする…息が苦しい…


たすけて……きすけさん…


""叫んだらもっと苛めるよ?""


彼の言葉が頭に響いて声にならなかった



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