第8章 第2回定期テスト
「確かに、先生は顔怖いよね。それなのに、昨日ガキのように目を輝かせて、話も聞いてなかったもんね」
無一郎がそう言ってしまった。
「……お前ら、ふざけるな!!」
「あっさー、みんな、逃げるよ!」
「おいっ!待て、ゴラァ!」
ヤバい、先生ガチギレしてる……(笑)
すると、私は団長にぶつかってしまった。
「あっ、ごめんなさい!って、団長!アンタが組長とか言い出すようになったから、先生怒ってるよ?」
「えっ、マジで?」
振り向くと、鬼のような面をした先生が居た。もはや、赤鬼とか大悪魔の次元だ。
「ヒェェエエエ!!逃げろ!!」
玄関で急いで靴を履き替え、外に出た。
「実弥……荷物持ってきて正解だったな」
「まぁ、そうだな」
義勇と実弥がそんな話をしていた。
「七瀬、後であそこの酒屋の前で集合な」
「ああ……オッケーでーす……」
私はあっさーとマックに行く約束をした。
「お前ら、デートすんのか?」
「しねぇよ!」
団長の言葉に、あっさーは否定した。
「放課後マックするだけだし」
「俺も行きてぇが、止めとくわ」
団長はそう言って、去って言った。私達も家に向かった。