第7章 夢の世界
「しかも、冨岡さんと不死川さんが小さくて可愛い!」
「派手に小さくて派手に良い服着てんな。未来って派手で良さそうだな」
「義勇さん、カッコいい服着てますね!すごい!」
それぞれがそれぞれの感想を口に出す。
「まぁ、驚くのも無理はないだろうね、奏。今日は存分に楽しんでもらいたい。鬼殺隊の隊服も用意したよ」
隊服!?マジで?
私は別室で隊服に着替えてみた。隊服はほんのり水色で、ズボンだけが無一郎のようになっている。
羽織は半々羽織で、半分は鮮やかなピンク色で義勇の羽織の模様が描かれていて、もう片方は白い実弥の羽織みたいだ。
「うわぁ、本物の隊服……」
鏡を見て驚いた後、みんなが居る縁側に戻る。
「お姉ちゃん、可愛い!」
「奏、ヤベェ……」
「なっ……」
三人それぞれのリアクションに笑ってしまった。
「三人に守られているように、そんな考えで作らせてもらったよ。あと、記念に刀も持って行ってほしい。あの中から選んでね」
お館様に言われて、並べられた刀を見る。
さて、どれにしようか。
一つの刀を選んで手に取った。すると、白い刀になった。