第4章 オープンスクール
「パソコンの教育をしておくべきだったと後悔しています」
最初に行った高校のように授業見学するだけだと思ったが、まさかの授業体験だったので焦った。
案の定、実弥と義勇がパソコンセンスが壊滅的だった。初心者はみんなそうだと思うが。
「名前を聞いて調べたけど、大正時代から来てるのだから当然無理があるよね。でも、頑張ってやろうとしてたから偉いと思うよ」
教頭先生は義勇と実弥の頭を撫でた。
「もうあのエリート高校に手を付けられちゃってると思うけど、ここも考えてみてね」
「はい、ありがとうございます」
「じゃあ、俺は後始末があるのでこれで失礼するよ。来てくれてありがとうね」
「はい!」
教頭先生と話を済ませて家に帰った。
「あのさ……未来の学校ってハイレベル過ぎない?」
義勇がそう言った。確かにハイレベルですよ。
今日も疲れて四人で昼寝しちゃったのだ。