第4章 オープンスクール
「彼ら曰く血鬼術によって来たらしいですが、朝目を覚ましたら彼らが居てとても驚きました」
私がそう説明すると、先輩方は私に更に近寄る。
「すごい!羨ましい!」
「一緒に学校に通えるようになって、彼らのおかげで体育祭一位です」
「えっ!?」
先輩達が驚愕してる。そんな時だった。
『部活動見学をしている中学生の皆様、本日のオープンスクールはこれで終わりです。ありがとうございました』
アナウンスが入り、私はため息を吐いた。
「実は、この学校の校長先生に呼ばれているのですが、校長室はどこでしょうか?」
「あっ、私が案内するよ!」
私達は先輩に付いて行き、校長室に付いた。
「ありがとうございます」
「絶対に来てね!」
「はい!」
先輩にそう言われて嬉しかった。勉強頑張ろうかな。
私はノックした。
「失礼します」
「どうぞ」
優しい声が返ってきて、私はゆっくりと扉を開けて入った。
彼らはキョロキョロと周りを見渡している。
「そこに座っていいよ」
優しい校長先生のお言葉に甘え、ソファーに座った。
「長女役の七瀬さんですね?担任の先生から聞いて、すごく興味を持っているのです」