第3章 体育祭
(歌詞とか著作権の問題上応援合戦省略)
死ぬほど声を出して、応援合戦をやり切った。
『次は、大玉送り決勝戦だ!不死川&七瀬ペア、楽しみにしてるぜ!』
訳分かんねぇよ、この実況……。
予選の通り、実弥が大玉を担いで逆転勝利。さすが、風柱の不死川実弥だ。
『次は選抜リレーだ!なんと!不死川実弥も居る!お前、大活躍だな』
白軍はまさかのビリッケツからスタートしてしまった。
すると、次は少しずつ二年生が追い上げて行く。
そして、実弥にバトンが渡る頃、前に居る敵は一人だけだった。
「実弥!追い越せ!!」
すると、みんなの期待通り、ギリギリでゴール。一位で私達は高い声を上げた。
『白軍、ロマンチック過ぎるよ!ビリだったクセに追い上げて、最高過ぎるよ!最強だよ、白軍!』
変な実況の言う通り、ロマンチック過ぎる展開だった。
「というか、彼らのおかげで全部の競技で一位になってない?」
とある女の子がそう言った。
「あっ……」
正にチートだが、仕方ない。彼らに青春を楽しんでもらうためだ。
『次は閉会式です。結果発表お楽しみに!』