第3章 体育祭
私は保険委員なので、応援席に椅子を置いてから本部に向かった。そこには、担当の先生と同じ委員会の人が居た。
「体育館のところに用具があるので、ここまで運んできてください」
「はーい!僕もやる!」
「無一郞!?」
先生の言葉に、なぜか無一郞が突っ込んできた。
「これ、ここで良いっすか?」
実弥がデカイ給水ポンプ二つを軽々と持ってきた。
「ああ……ありがとう」
先生はかなり驚いている様子だった。
これじゃあ、保険委員の仕事無くなるじゃん……。
「じゃあ、その強い男の子にはこっちの仕事手伝ってもらうかな?お願いしますね」
別の委員会の先生が鬼殺隊の三人に指示を出している。ちゃんと指示に従ってやっているので安心した。
私も三人に負けず、たくさん仕事をした。
それぞれ仕事が終わり、白軍の応援席に戻る。
「マジ面倒臭ぇなぁ。ハチマチ縛れ」
実弥に命令され、白いハチマチを縛ってやる。次に義勇と無一郞のも縛ってやった。
「実弥と無一郞は浮くからなぁ……でもカッコいい!」
私の言葉に二人は硬直していた。