• テキストサイズ

素直になれなくて【IDOLiSH7】

第1章 さよならも言えずに





数分すると大和が戻ってきた…大群を連れて。



「待たせてすまん、いやー、コイツらうるさくてな」


大和もうるさいと思う←


「うるさいってなんですか、失礼ですね」


確かに、この人は物静かそうだ。


「ビューティフルガールが起きたと聞いてすっ飛んで来ました」


え、外人…?めちゃくちゃキラキラしてる…。


「おー、まぢで超美人」


え、近いです、見ないで下さい。


「環君、そんなまじまじ見たら失礼だよ」


もっと言って下さい、そして止めて下さい。


「み、みんな、彼女びっくりしてるよっ」


はい、驚いてます。


「お前ら、ほら囲むな囲むな!ビビってるって」


この小さ可愛い子の言う通りです、やめて下さい。



「はいはい、お前らー、少し離れろー」



「「はぁーーーい」」


おぉ、鶴の一声ならぬ、大和の一声で彼等は距離をとってくれた。
うん、でも本当に少しだけ離れただけだった…。



「ほい、とりあえずコレ飲んでから話な」



そう言ってミネラルウォーターのペットボトルを渡された。
走り過ぎて喉が乾いていたのは事実だったので、遠慮なくもらい口をつける。
ゴクゴクと飲み度に身体に水が染み渡るのがとても気持ちがいい。



「風呂も沸かしてっけど沸くまで時間かかるから、んじゃま、説明してもらおうか」



口を付けたペットボトルを近くにあるテーブルに置き、彼等に向き合うように座り直る。



『何処から…説明すればいいか分からない』



これは本心だ。
彼等に何処まで話していいのかも分からない。
それに聞かれて気分が良くなるものでもないから尚更だ。



「はぁ…まぁ、とりあえずなんであそこにいたか、だな」



『分かった…話す』



/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp